外科学会の第三次試案に対する声明

カテゴリー: 医療事故調

今回は引用だけです。

去る5月15日から17日まで日本外科学会の学術総会が長崎で開かれましたが、その中の特別企画に「医療関連死調査第三者事業の将来」という第三次試案についてのものがありました。

そこで配られていた外科学会の第三次試案に対する声明が以下の通り。

                         平成20年5月14日
         声明
                      社団法人 日本外科学会

 厚生労働省の「診療行為に関連した死亡の死因究明等のあり方に関する検討会」において議論されている中立的専門機関としての医療安全調査委員会の設立の趣旨が厚生労働省第3次試案として提示されました。これに関して我々日本外科学会の見解を述べます。

 日常診療の中でも外科診療は最もリスクの高い医療であります。我々外科医が誠意と善意に基づいて診療を行ったとしても、その結果によっては、現時点では何時でも医師法21条による警察届出から刑事捜査の対象になる可能性があります。こうした現状が、小児科、産婦人科、外科における萎縮医療や医療崩壊の元凶となっています。
 厚生労働省第3次試案として提示された中立的専門機関としての医療安全調査委員会は医療者が自ら医療安全を目指して医療事故の原因究明と再発防止を図ろうとする新しい仕組みであります。現在の医師法21条の取り扱いを改めて、我々医療者を突然の逮捕や不合理な刑事訴追から守るためのものであるとともに、医の原点に立ち戻って、患者と医師の信頼関係を再構築するための新たな仕組みであると考えます。
 我々日本外科学会は第3次試案に提示された「医療安全調査委員会の設立」の精神を支持し、委員会が真に医療者と患者のためによりよい医療を目指すものとなるように、その成立に向けて努力します。また、この医療安全調査委員会が設立された暁には、この委員会の精神を正しく遂行するために、学会としてあらゆる協力を惜しまない所存です。
 医療は患者と医療者の相互の信頼の上に成り立っています。我々日本外科学会は、患者とともに、また国民とともに日本の医療を守る努力をする決意です。


日本内科学会からも「第三次試案」に関する見解が出ていますが、これについては、僻地の産科医先生のブログに出ています。

日本内科学会 「第三次試案」に関する見解
http://obgy.typepad.jp/blog/2008/05/post-1341-48.html

前ページ | | 次ページ

MT

URL | [ 編集 ] 2008/05/19(月) 15:49:15

まるで他人事のような凄い声明です。
外科医も何人か逮捕されないと
ピンとこないようですね。











管理者にだけ表示を許可する
http://countrysurgeon.blog17.fc2.com/tb.php/19-53f60e94
外科学会
今年の外科学会は長崎での開催のため、演題発表のない僕は出席 しませんでした。 前から第三次試案に賛成の意を表明していた外科学会ですが、 学会で配られていた声明にも賛成の内容が書かれているみたいです。 「若手外科医の独り言」から引用させてもらいました。 ht...
2008/05/18(日) 20:01:39 | まーしーの独り言